ハイキング便りをブログ用に再編集。



「がんこ」というのはがんこ寿司のチェーン店なのですが、その中に「屋敷」という
カテゴリーがあって、古い建物やお屋敷などが「がんこ」の店として利用されているんです。 
いくつかある「がんこ」の「屋敷」の中の、「がんこ高瀬川二条苑」は、
元々京の豪商角倉了以すみのくらりょうい の別邸であったという。
いくつか所有者が変わり、12年ほど前から「がんこ高瀬川二条苑」として営業している。

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高瀬川には昔の十石舟なども浮かんでいて、鴨が泳ぐ姿も見られました。
レトロ散策の仕上げとしてとてもふさわしい「高瀬川二条苑」でのお食事なのですが、
20人以上ものわたくし達が行くとなると、当然のことながら予約をしなければならない。
でも、3000円以上の懐石料理にしないと予約はできないとのこと。

しかしながら今回は、がんこの社長と懇意であるという、うちのメンバーのひとりに
口を利いてもらい(コネ!)お部屋を取ってもらい、なお且つ
税サ込み1500円という安さでお食事をさせてもらうことになりました~♪(*^o^*)y

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12時半からの「高瀬川二条苑」でのお食事は、まるで先月の新年会の
続きのように、とっても豪華なものになりました。 (o*≧∇≦)oきゃー♪ 
がんこでのお食事は懐石料理ばかりでなく、1000円台のチープなランチもあるのですが、
予約はできなくて、ましてやお部屋をとってもらったりは普通はできないの。

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「がんこ」では、月に4回ほどロビーで舞妓の舞を観たり舞妓さんと写真を撮ったりできる
舞妓さんイベントがあるらしくて、この日はちょうどイベントのある日でした。
副支配人が直々にご挨拶に来て下さり、ロビーでのイベントの前に、
わたくし達のお部屋で特別に舞妓さんに舞ってもらうことになりました。

美しい舞妓さんの舞を間近で観ることができ、もう~わたくし達はとても感激でした。
NHK朝ドラの「だんだん」のお茶屋遊びみたいやねぇ~♪ヽ(^。^)ノ
ミーハーなわたくし達は、舞妓さんが舞い出すとやおら携帯を取り出し写メる写メる!
このあとロビーで、舞妓さんといっしょに写真を撮ったりしました。

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お食事の後は庭の散策です。 副支配人が丁寧に説明をしながら案内をしてくれました。
「高瀬川二条苑」は、庭の中に高瀬川が通っていることでも有名。
鴨川から川の流れを取り入れ、いわば高瀬川の源流庭苑になっているんです。
写真は庭の中の高瀬川を渡るわたくし達と説明してくださっている副支配人。

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副支配人は特別に、従業員しか入れない通路に入れて下さり、
鴨川が「みそそぎ川」という小さい川に入り、そこから「高瀬川二条苑」の庭に入り、
ここから高瀬川の始まりとなる高瀬川の源流となる仕組みを見せて下さいました。

この時期、庭の木々は大部分が葉を落とし冬枯れているのですが、
この季節にこそ多くの鳥が庭の木々にやってくるそうです。
庭の小高いところには、外国人観光客が好んだという茶室も見られます。

この美しい庭園は、「無鄰庵むりんあん」や「平安神宮」の作庭を手がけた
小川治兵衛の作で、明治時代に山縣有朋の別邸「第二無鄰庵」となったそうです。 
1100坪の敷地のうちの80%が池泉回遊式庭園となっているとのこと。 
庭の中にある離れでもお食事ができ、大文字の送り火の頃の予約は
向こう4年間ほど詰まっているそう。

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午後2時頃に「がんこ高瀬川二条苑」を後にしたわたくし達は、
散策の起点の烏丸御池まで戻り、三条通烏丸西入にある千總ビルにある
「伊右衛門サロン」でお茶をすることに。 京友禅の老舗「千總ちそう」と
サントリー伊右衛門茶はじめ、さまざまなアーチストのコラボレーションで
作られたお茶のカフェは昨年夏オープンしたばかり。

店内はとてもゆったりしていて、奥まったところでは庭を眺めながら
お茶やカフェご飯などを戴くことができるようです。 お茶のカフェだけあって、
水ではなくまずデキャンタに入れられた冷緑茶が運ばれてきます。 
そのお茶の美味しいこと! 他の飲み物は頼まずにこの無料の
緑茶だけを飲みスイーツを戴いて、ひとときティータイムを楽しみました。

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京都レトロ散策は、ほんと楽しかったですね。 
思いがけず「高瀬川二条苑」では舞妓さんの舞も観られたし、
伊右衛門サロンでは美味しいお茶を戴くことができました。
みなさま、【☆;:*:;☆お疲れさま☆;:*:;☆ 】


♪古き良き屋敷ではんなり京舞妓