毎年ほぼおんなじ内容、変わりばえのしない品目。
昨年の 「2008年正月おせち料理♪」 といっしょですねぇ。
昨年より1軒分増えて、8軒分のおせち料理です。
これらを、30日の早朝から夜夜中までかかって一人で作ります。

作るのはさることながら、こう軒数が多いと重箱詰めのほうがタイヘン。
友達に手伝いに来てもらい、暖房も切って4時間ほどをかけて詰めるの。
美しくビジュアル的に詰めればもっと映えるんでしょうけど、
アルミホイルを使って味が移らないように詰めるだけで精いっぱい。(;^_^A

わが家の分は、もう何年も前からオードブル仕立てにしてしまい重箱はなし。
ひとわたり食べると後は陶器の容器ごと冷蔵庫保存しちゃうから便利なの。
しかしあれですねぇ、煮しめなど目分量もいいとこでカンと自分の舌を
頼りに作るものだから、毎年甘いの辛いの出来不出来があるんです。

今年の紅白なますは、塩もみの段階の塩が多すぎたせいか漬物みたいに
しょっぱいし、金時豆は毎度のことながらよぅ煮くずれてます。
まぁ、食べてくれる人たちも、これはうまいこと出来てる、これはイマイチやなぁ、
などといろいろ批評しながら食べてくれるのでしょう。

それぞれの家にはそれぞれの家庭の味というものがあるのでしょうに、
いつもわたくしのおせちをお世辞でも美味いと言って食べて下さる、
それだけでおせち係をさせて戴いているわたくしは嬉しいのです。


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わが家のお節2009年バージョン♪30品目

お祝い海老・数の子・鰤の照焼き・棒鱈甘露煮・鮎甘露煮・栗甘露煮・
ごぼう八幡巻き・田作り・紅白かまぼこ・
出し巻き卵・伊達巻き・二色卵・昆布巻き・絹さや

高野豆腐含ませ煮・椎茸含ませ煮・手綱こんにゃく・小芋煮しめ・れんこん煮しめ
ごぼう煮しめ・筍煮しめ・くわい煮しめ・梅花人参・酢ごぼう・酢ばす
紅白なます・リンゴ入り紫芋きんとん・丹波黒豆・金時豆・白花豆

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そうそう、これらの品目のうち田作り(ごまめ)と伊達巻きはいつも
詰めるのを手伝ってくれる友達がこさえてくれます。
イラチのわたくしにはどうもごまめを丹念に煎り、出しをベースにしたタレに
くっつかないようにからめるといった丁寧な作り方ができません。(笑)

おせち作りをはじめて四半世紀ほど、嫁に来た当初は何も知らなくて
わからなくて、ただ邪魔にならぬように姑が作るのを手伝っていました。
皮むきをしたり、言われるままに下作業に精を出していたわけです。
だんだんと、徐々に、年を取ってきた姑と立場が逆転してきました。

姑が下作業をしてくれるようになり、味付けから段取りまで
わたくしが取り仕切るようになりました。
今こうして、何軒分ものおせち料理が出来るようになったのも、姑が
丁寧に仕込んでくれたからだと思うのです。
一緒に台所に立って暮れに煮しめ炊きをしたことを、時々懐かしんでいます。


♪出来不出来ひとりごちてのせち作り